重度歯周病の治療法 エクストルージョン

ext.gifエクストルージョンは、矯正治療の分野ですが、虫歯の治療に応用される、抜歯しない治療法のひとつです。

エクストルージョンについて

歯というのは歯槽骨の中に埋まっていますが、虫歯が進んで歯茎の上に出ている歯の部分(歯冠)がほとんど無くなって、歯の根(歯根)の方まで虫歯が進み、歯茎が覆いかぶさった状態になってしまうと、通常の虫歯治療では、歯に土台が作れないため、抜歯になります。

しかしエクストルージョンクラウンレングスニングいう方法で、健康な歯の部分を歯肉の上に出すことで歯を抜かずに残すことが可能な場合もあります。

このエクストルージョンとは、歯茎の下に虫歯や歯が割れている場合などに、矯正力で歯を引っ張り出して、虫歯や歯が割れた部位を歯茎の上に出すことを目的として行います。

歯茎の下にある根を露出させると、露出した根に土台を立てることが可能になり、抜歯しないで被せ物を作ることが出来るのです。

歯茎を下げて根を露出させるクラウンレングスニングとの違いは、主に適応所の違いになります。


クラウンレングスニングについての詳細は、こちらをご覧ください。

エクストルージョンの治療例

エクストルージョンの治療前
ext-before.jpgエクストルージョンとは、ひどい虫歯などで、歯根全体が歯茎の下のほうにしか残っていない場合、矯正力を使って、歯根を歯茎の上へ引っ張り出す方法です。

左の画像は、引っ張り出す前の歯根のレントゲン写真です。

エクストルージョンの治療後
ext-after.jpg左の画像は、歯根を引っ張り出したあとのレントゲン写真です。

歯根にフックをつけてゴムで矯正力をかけています。

3週間で5mm引っ張り出すことが出来て、このあとこの歯根に土台を立てて被せ物で歯を作りました。