誤嚥性肺炎とは

goen-picture-noname.jpgお口の中には数千億の細菌がいます。お口のケアが十分でないと、細菌を含んだ唾液や食べ物が食道から胃ではなく、誤って気管から肺に入ってしまい、誤嚥性肺炎が起きます。

主な原因としては、

●食事中に誤って気管に入る場合


●睡眠中に細菌を含んだ唾液を飲み込んでしまう場合 
があります。

ふつうは、細菌が誤って入りそうになると、咳をすることで吐き出すことができますが、高齢者の場合、吐き出す力が弱いだけでなく、反射が遅くてむせる間もなく知らないうちに誤嚥性肺炎を起こしてしまうことが少なくありません。

 

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高齢者の死因別死亡原因は、肺炎は悪性腫瘍、心疾患について多く、肺炎の中でも多くは誤嚥性肺炎が原因と言われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

患者さんの声(さいたま市浦河さん)

81歳の母が脳梗塞で入院し、数か月の入院治療を経て、退院しました。自宅にて家族全員で介護をしながら、訪問入浴サービスを受けるなどして、体を清潔に保てるように心がけていました。ところが、1月の終わりごろ、食欲が急に減り、日に日に元気がなくなり、ひどい寝汗もかくようになったのです。原因が分からないまま、ついに脱水症状が起きたため、緊急入院となりました。

検査の結果「誤嚥性肺炎」と診断されました。検査の時に口の中を確認したところ、数本あった歯の根元に食べかすや汚れがたくさんたまっており、舌の上にも細菌のかたまりが大量に付着していたとのことです。介護している私たちも身体のことばかりで、お口の中はまったく気にしていなかったので、お口の中が不潔であったことが原因と聞いて驚いたとともに、母にとても申し訳ない気持ちになりました。

その後、お口の中をきれいにしてもらい、たまりにたまった歯石を取り除き、虫歯の治療も行ったことで、いったん落ち着きました。再度誤嚥を繰り返さないように、家族でお口のケアの仕方の指導を受け、飲み込みの訓練も行いました。お口の中が清潔になったからか、母も食べ物がおいしく感じられるようで、その後は誤嚥を繰り返すこともなく、元気に過ごしています。

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