細菌性心内膜炎とは

ilm09_dd01003-s.jpg心臓内の弁や心内膜、心筋に細菌感染が起こり、内膜に炎症を起こすと、細菌性心内膜炎を引き起こします。患者はもともと心臓内に弁膜障害などの疾患を持っている場合に起こりやすいと言われています。

抜歯などの外科処理が原因で血液中に菌が入り、心臓に行き、菌血症という状態になると、発熱や全身の倦怠感を引き起こします。細菌が心臓の弁に付着してしまうと、その場所で細菌が繁殖してしまい、膿のかたまりを形成、やがて膿のかたまりや血のかたまりが崩れて他の血管に飛んでいきます。飛んだ先の血管が脳の血管であれば脳梗塞を引き起こしますし、心臓に行く血管であれば心筋梗塞や心不全を引き起こします。

 

このため、心臓に異常のある人はあらかじめ抗菌薬を服用しながら抜歯や歯石除去などの歯科治療を行う必要があります。

菌血症・・・人間は多くの細菌とともに共存しています。高齢者や体力の低下した人は細菌に対する防衛能力が弱まり、歯周病や虫歯などを引き金として血液の中に菌が入り込んむ菌血症をおこすことがあります。

 

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お口の中の細菌が心臓に入り込んで細菌性心内膜炎を引き起こすまでの経路

 

患者さんの声 (中野区松本さん)

お盆休みのさなか、39度程度の発熱と全身のだるさが続き、脱水症状が起きてしまったために緊急入院となりました。記録的な猛暑だったので、熱中症にかかったと思いましたが、検査の結果、医師からは細菌が血液中に入り込んだために起きた「細菌性心内膜症」と診断されました。細菌が血液中に流れ込んだ原因は歯周病ではないかということです。

以前から歯医者で歯周病の治療は続けていましたが、忙しくてなかなか治療を受けに行かれないこともあり、そうしているうちに、歯ぐきからの出血も起き、噛むだけでも痛いという状況になっていたのです。歯周病が原因で心臓にまで病気を持つにいたるとは思っても見なく、真面目に治療していなかったことを後悔するばかりです。

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